講座の誕生まで BIRTH

講座の誕生まで

私は生活習慣病外来に20年務め、毎月500名以上の生活習慣病に悩む方々を診察してきました。患者さんは体調を改善するために通院し、処方された薬を飲みます。すると当然のことですが、体調は良くなります。ですが、根本的に体が健康になったわけではないので、薬を飲まなくなればまた体調は悪くなってしまいます。そして、それを繰り返すうちにさらに強い薬を求めるようになります。なかには毎月通院するのは面倒だからと、2ケ月3ケ月とまとめて薬を要求する方もいらっしゃいます。

そんな生活習慣病の患者さんを診察する日々の中で、私は心の中にある疑問を抱くようになりました。

「病院ってなんのためにあるのだろう?」

病院は患者さんの体を数値的に正常に戻すだけで根本的には改善しない。表面的に健康になったような状態をつくっているだけなのです。それはやはりおかしいと思うようになりました。そして、「そもそも病院に来る人を減らしたい」そう思ったのです。それが株式会社マインドフルヘルスを創ったきっかけでした。

生活習慣病は日々の悪習慣が積もりに積もって年齢を重ねた結果、症状として現れるものです。つまり、健康は日々の生活の結果であり、一朝一夕でできるものではないのです。ましてや薬によって実現することではありません。そこで、生活習慣を変えるメソッドを開発することにしました。

私は、脳神経内科医ですが、マインドフルネスやポジティブ心理学を学び、抗加齢医学会に所属し専門医としての資格も所有しています。そういったすべての知識のなかから、科学的に根拠のある有効なものを複合し、7つの柱に体系化したメソッドを作り上げたのです。

生活習慣を変えるということはとても大変なことです。ですが、脳神経内科の視点から脳のしくみをうまく使えば無理なく生活習慣を変えることができます。ただし、根気強く時間をかけなければいけません。しかし、食習慣や生活リズムなどが整うと自律神経や代謝、ホルモン分泌が正常になるので体調が良くなり幸福感も高まります。そして、健康的な食事や生活パターンが当たり前になると自然に適正な体重になり、無理なダイエットをする必要がなくなるのです。

正しい生活習慣を身につけ生活習慣病のリスクを減らすことで、健康寿命を延ばすことができます。つまり、最期まで介護を受けずに自分らしく生き生きと人生を歩むことができるのです。

私はひとりでも多くの方々にこのメソッドを届けたい、そう強く思うようになりました。しかし、ひとりでこのメソッドを伝えていくのには限界があります。そこで、伝道してくれる人たちを養成するための認定講座を作りました。

それが「マインドフル健康指導士講座」です。

まずはご自身がこの講座を学び実践して健康的な生活を送り、人生をよりいっそう楽しんでください。その上でそれを周囲の方々へ伝えていただければと思っております。

医療従事者、アロマテラピスト、カウンセラー、介護職など、人と関わる仕事をしている方々はもちろん、子育て中の方や管理職として部下を導く立場の皆さんにもきっとお役に立つことがあると思います。

体の健康と心の健康、どちらが欠けても本当の健康とは言えません。ぜひ、「マインドフル健康指導士認定講座」で心身の健康を手に入れ、それを一人でも多くの方へ伝えていただければと思います。世界中の人々の健康寿命を一緒に伸ばしていきましょう。

2018年12月1日
脳神経内科医 山下 明子